冬ゴルフ攻略!寒い冬に朝イチからナイスショットを打つ方法
TANI MASAKI GOLF ACADEMY インストラクターの垣花です。
冬の寒い日でも、ゴルフは楽しみたい!
しかし、服を着込んでいるうえに、寒さで体も上手く動かず、朝イチのドライバーショットは不発に・・・
今日のゴルフは一体どうなってしまうのだろう・・・
冬になると、毎年こんな経験をしていませんか?
気温が低くなるとなぜ上手く打てなくなるのでしょうか?
寒い日はナイスショットできなくても仕方ないよね・・・なんて諦めてはいませんか?
ではなぜ、プロゴルファーは寒い季節のトーナメントでも、いきなりナイスショットが打てるのでしょうか?
それは、あなたに出来ないことなのでしょうか?
いいえ、ラウンド前の準備、そして考え方次第ではあなたにも出来ます。」
今回は寒い冬の朝イチからナイスショットを打てるようになる方法をお伝えしていきます。
目次
寒い冬の朝イチにナイスショットする為には、準備が必要不可欠!
冬の寒いゴルフでは思ったように体が動きませんね。
それは単に防寒対策で洋服を着こんでいるからだと思っていませんか?
もちろんそれも要因の一つではありますが、それだけではありません。
気温が低く寒い時、筋肉は収縮して硬くなりやすく、柔軟性が低下している状態になります。
その為、暖かい日に比べて思ったように体が動きにくくなるのです。
そんな状態でいきなりドライバーをフルスイングしてしまうと、怪我の原因にもなってしまいます。
冬のゴルフを思い切り楽しむためにも、ラウンド前に体をナイスショットが打てる状態にしておきましょう。
スタート時間前に5~10分は準備運動を行う
当たり前のことのように思えますが、この5~10分がとても大切なのです。
準備運動をするということは、朝イチからナイスショットが打てるかどうかが大きく左右されてきます。
また、しっかりと体を温めることで、ナイスショットの確率が上がるだけでなく、怪我の予防にも繋がります。
肩甲骨の可動域を広げる
肩甲骨が硬いままだと上半身の可動域が狭くなってしまい、トップの位置が低くなったり、捻転差をうまく効かせられなくなってしまいます。
スタート前にしっかりとほぐして朝イチのナイスショットに備えましょう。
肩甲骨の可動域を広げる その1
直立した状態で両腕を真っ直ぐ体の正面に伸ばし、手のひらを合わせます。
合わせた手が離れないよう、肩甲骨を前後に動かすことで、腕を動かします。
この時、体を捻ったりしないよう注意しながら、10往復行います。
※背筋を真っ直ぐに保ったまま、肩甲骨を動かすことで手を前後させる
※体を捻らないよう注意する
肩甲骨の可動域を広げる その2
両手の甲を腰に当て、両肘を前方に向けます。
その後片方の手で反対側の肘を持ち、肘が前方を向くように引っ張ります。(10秒ほど)
それを左右5回行います。
この時、背筋を伸ばしたまま行うことと、腰をねじらない事がポイントです。
ただし、無理をすると逆に怪我をしてしまう恐れがある為、出来る範囲で行うようにしましょう。
※片方の手で片方の肘を持ち、前方に寄せる(無理のない程度に)
※このストレッチも、やはり体は捻らないようにすることが大事
肩甲骨の可動域を広げる その3
直立して胸の前で手のひらと両肘をつけます。
背筋を伸ばしたまま、上下に肘を持ち上げます。
限界まで持ち上げたら戻す、という動作を10回繰り返します。
やはりこれも、無理をせず出来る範囲で行うことが大切です。
※背筋を伸ばしたまま、限界まで上げて、戻す
体をねじる運動で体幹を刺激し、深い捻転を作る準備をする
次に体幹部分を刺激し、深い捻転を作る為の準備をします。
お腹の筋肉を刺激してほぐすことで、より深い捻転が作れるようになります。
体幹を刺激し、捻転しやすい状態を作る
足を肩幅よりも広げて、両手を両肩に当てて前傾します。
背筋が伸びた状態を保ちながら、お腹の横の筋肉を動かす意識で上半身を左右に捻じります。
この時腰が動いたり、背筋が曲ったりしないよう注意します。
1分ほど時間をかけながら、左右に10往復させます。
股関節周りをほぐす
股関節が硬いままだと、バックスイング時に上手く右に体重が乗らなかったり、スイング中体が左右にスウェイしてしまう可能性があります。
そうなると手打ちになってしまったりと、ミスの原因となってしまいますのでしっかりとほぐしておきましょう。
股関節周りをほぐす その1
腰を落として腿の内側を伸ばします。
そのまま肩を床に向けて捻るという動作を左右5回行います。
股関節周りをほぐす その2
片足で立ち、上げたほうの足を真横にして軸足に重ねます。
上げた足のヒザと足首に手を乗せ、ゆっくりと腰を落とします。
その際、ヒザに乗せた手に体重をかけるようにします。
無理のないよう、左右5回ずつ行います。
手首と足首をほぐす
最後に手首と足首を回してほぐしましょう。
これで体がほぐれて温まり、朝イチからナイスショットが打てる状態になったと思います。
寒い冬の朝イチからナイスショットを打つ考え方
体がほぐれたとはいえ、1番ホールからいきなり飛ばしにいくのは危険です。
冬の寒い日はそもそも飛距離が落ちやすいため、「飛ばないもの」だと考えて打つと少し気が楽になります。
「飛ばなくてもいいや」ぐらいの気持ちで打ってみましょう。
寒い冬の朝イチからナイスショットを打つ構え方
冬の朝イチからナイスショットを打つには、「飛ばそうとしない」ことが大切です。
かといって、体の回転を使わないというわけではありません。
飛ばそうという意識を持つわけではありませんが、それでもしっかりと体を回転させて打っていきます。
グリップを少し短く握る
グリップを目一杯長く持ってしまうと、どうしても「飛ばしてやろう」という意識が生まれやすくなります。
そこで、少しだけグリップを短く握ることで、飛ばしてやろうという意識をなくします。
スタンス幅は通常よりも少し狭くして、左足のつま先をわずかに開いて構える。
飛ばしたくなると、自然とスタンス幅は広がっていきます。
そこで、スタンス幅を通常のドライバーショットよりも少し狭くして構えます。
こうすることで、さらに飛ばしたい気持ちを抑えることが出来ます。
しかし、「飛ばそうとしない」ことは、「体を回転させない」ということではありません。
飛ばそうとはしないのですが、体はしっかりと回転させて打ちます。
そのために、左足のつま先を通常よりもわずかに開いて構えます。
そうすることで、インパクトからフォロースルー、そしてフィニッシュにかけてしっかりと体が回転でき、バランスの良いスイングが出来るようになります。
※通常のスタンスよりも、少しだけ狭めに構える事で、スイング中の体の回転がスムーズになる
※スタンスが広すぎると、飛ばそうという意識が働くだけでなく、体の回転がスムーズでなくなり、ミスにつながる
※広すぎるスタンスは体(特に下半身)の回転を阻害し、フィニッシュで上体が突っ込む場合がある。
※広すぎるスタンスは体(特に下半身)の回転を阻害し、フィニッシュで右足に体重が残りすぎて、ミスになる場合がある
フィニッシュで2秒止まる。
最後にフィニッシュで2秒止まるよう意識してみてください。
飛ばそうと力んで振りすぎてしまうとバランスを崩してしまい、フィニッシュで止まれなくなってしまいます。
逆に加減しすぎて体が回らなかった時も、上手くバランスを散れなくなってしまいます。
打ち終わった後に、バランスよく2秒止まることが出来るくらいのスイングで打っていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
冬の寒い日にもゴルフは気持ちよく楽しみたいものですよね。
しかし、暖かい季節と同じような気持ちでラウンドに臨んでしまうと、上手く打てなかったり、怪我の原因にもなってしまいます。
しっかりと準備をして、寒い冬の季節にも、思い切りゴルフを楽しんでみませんか?