ゴルフ上達にはグリップが大切 ゴルフクラブの正しい握り方
TANI MASAKI GOLF ACADEMY21インストラクターの垣花です。
あなたはゴルフクラブを正しく握る事が出来ていますか?
グリップは自分とゴルフクラブをつなぐ唯一の接点です。
正しいスイングで狙った場所に正確にボールを飛ばすためには、まずグリップの形が正しく出来ているかが大切です。
今回はゴルフスイングにおける正しいグリップの握り方についてお伝えしていきたいと思います。
目次
谷 将貴が動画で正しいグリップの作り方を動画で説明します。
覚えておきたい左右のグリップ3つのチェックポイント
ゴルフクラブを握る際、左手と右手の握り方で、大切なチェックポイントをそれぞれ3つをご紹介いたします。
左手の正しい握り方
親指と人差し指で作るV字の向き
体の正面でゴルフクラブを握った際に、左手の親指と人差し指の付け根を結んだV字の向きが、およそ右肩を向くようにします。
拳の山の見え方
V字の向きが右肩を指した時、拳の山が2つから2つ半くらい見えていれば正解です。
親指の位置
親指の位置はグリップのほぼ真上に添えるようにします。
右手の正しい握り方
親指と人差し指で作るV字の向き
右手の場合、親指と人差し指の付け根を結んだV字の方向は右肩と首筋の真ん中あたりを指すようにします。
手の平の方向
基本的に右手の平はフェース面と同じ向きを向くようにします。
親指の位置
右手の親指は左手とは異なり、真ん中よりもやや左に置くのが正解です。
ゴルフクラブを握る長さ
ボールを遠くに飛ばしたいあまり、ゴルフクラブを目いっぱい長く持つ方を時々見かけますが、基本的にはグリップエンドと小指の間に指が1本半から2本隙間を作ります。
これは、ゴルフクラブを目いっぱい長く握りすぎてしまうと、クラブが抜けないようグリップを強く握りすぎてしまう為です。
ゴルフのグリップは大きく分けて3種類ある
グリップは大きく分けて3種類、オーバーラッピンググリップ、インターロッキンググリップ、テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)があります。
オーバーラッピンググリップ
これは右手の小指を左手の人差し指の上に乗せるタイプの握り方です。
これは3種類の握り方の中で最もポピュラーな握り方になります。
オーバーラッピンググリップのメリット
右手に力が入りにくくなるので、右手が強くなりがちの方には左右の手の力の配分バランスが良くなるというメリットがあります。
オーバーラッピンググリップのメリット
右手に力が入りにくい為、右利きの方は右手を使いにくくなるというデメリットがあります。
また、右手の小指を左手の人差し指に乗せるという形の特性上、手の小さい方には握りにくいかもしれません。
インターロッキンググリップ
これは右手の小指と左手の人差し指を絡めるタイプの握り方です。
インターロッキンググリップのメリット
両手の一体感が生まれやすく、力の無い方でもクラブを操作しやすくなるというメリットがあります。
また、手の小さな人にも向いていると言われています。
インターロッキンググリップのデメリット
握ったときの一体感があると同時に、右利きの方の場合右手に力が入りやすくなる為、右手が悪さをしやすくなるというデメリットがあります。
その他指を絡める握りの為、人によっては小指に痛みが生じる場有もあります。
テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)
この握り方は野球のように両手の指10本で握る握り方になります。
インターロッキンググリップよりも力が入りやすく、力の無い女性やジュニアゴルファーに時々見られる握り方になります。
テンフィンガーグリップのメリット
3種類の握り方の中でも最も力を入れやすく、フェースターンをしやすい握り方になります。
テンフィンガーグリップのデメリット
力が入りやすくフェースターンしやすい為、特に力のある方だと球が捕まり過ぎて打球が左に曲がってしまったり、左右の力加減のバランスが難しくなることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
あなたはゴルフクラブを正しく握ることが出来ていましたか?
グリップはゴルフクラブと自分自身を繋ぐ唯一の接点になります。
ここが間違ってしまうと、スイングにも悪影響を及ぼすことになりかねません。
初心者の方の場合、一度正しくグリップを作るとそのまま握り直すことなくボールを打ち続けたくなりますよね。
しかし、一度作ったグリップで何球も打ち続けることはお勧めできません。
1球打つごとにグリップを外し、また握り直すという作業を何度も何度も繰り返してください。
そうすれば100球打てば100回グリップの練習をすることが出来るのです。
何度もグリップの形を確認しながら練習を繰り返すことで、正しいゴルフクラブの握り方を覚えていきましょう。