さぁ困った。ディボット跡からの打ち方の手順と練習方法
ティーショットをフェアウェイど真ん中に完璧に打ちセカンド地点に着いたら
なんと・・・
ディボット跡にボールがすっぽりと入っている。
最悪ですね。
そしてそのショットをダフってミスをする。
なんてついてないんだぁと呟きながら、ガタガタと次のホールから崩れていく。
そんな経験あるのではないでしょうか?
でも、ディボットからの打ち方を知っていれば気持ちよくは打てませんが最低限の場所へとボールを運ぶことは出来ます。
そこからリカバリーできればガタガタと崩れることはなく、むしろゴルフの流れを引き寄せることも可能なのではないでしょうか?
今回は、ディボット跡からの打ち方の手順と練習方法をご紹介していきたいと思います。
目次
ディボットからのショットはなぜ難しいのか?
ディボットからのショットは非常に難易度が高くミスが出やすくなります。
なぜミスが出やすいかというと、くぼみに入っている為、
・ボールに当たる前に点前の芝に当たりダフリやすくなる。
・平らな位置から比べボールが下にある為、届かずトップが出やすくなる。
ディボットからの成功のポイントは
ディボットからしっかりと打つための打ち方のポイントは、
”鋭角にクラブをボールへと当てていく”
ここがディボットからの打ち方のポイントです。
ディボットからの打ち方の手順
それでは、ディボットからの打ち方の手順をご紹介していきます。
※本記事は右打ちの方を対象とした表現になっております。
① ディボットの打ち方 アドレス
まず、一番に大事なのは鋭角に当てられるアドレスの仕方です。
◆体重配分
通常のアドレスでは、体重配分を左右50:50でアドレスをします。
しかし、ディボットからのショットのアドレスでは体重配分を、左60:右40にして左足荷重にします。
そうすることに寄って鋭角に振り下ろせる体勢が取れます。
◆ボールの位置
通常のアドレスでは真ん中より1個分ボールの位置を左に置きます。
ディボットからのショットは鋭角にクラブを当てたいので、
通常のポジションよりボール2個分 右足側に持っていきます。
鋭角にクラブを振れる体勢を2ポイント取り入れたアドレスを行うことによって、優しく打つことが出来ます。
②ディボットからの打ち方
構えでしっかり打てる体勢を作れたらディボット跡からのスイングの仕方です。
ポイントは2つです。
1、ボールへの当て方が一点になる為、コンパクトなスイングでミート率を上げる。
2、鋭角にボールへと当てて行く。
ディボットの間にボールが沈んでいる状態です。
① 始動では、コッキングを普段より多めに使い鋭角に打てるようにします。
② ボールへ当てにいくことが非常に難しくなる為テークバックでは、構えの左足重心を保ったままコンパクトなトップを作ります。
③コッキングをキープしたままダウンスイングをしていきます。
④ ディボットから上手く打つためには、ここが一番大事です。
鋭角にクラブを当てて行き、ハンドファーストでとらえていきます。
⑤ フォロースルーはスリークォーターで構いません。
スイング幅を小さくする代わりにクラブの番手を大きくして距離は補ってください。
デイボットからの打ち方を練習場で実践すると
鋭角にボールへ当てていくショットの練習として
ボールから50センチ後方にヘッドカバーなどの障害物を置いてみてください。
カバーに当てない為には鋭角にボールへ当てて行かなければなりません。
鋭角に打てないと点前の障害物に当たります。
上手くヒット出来ればディボットも怖くありません!!
この練習はダフリが多い方には非常に練習にもなります。
ぜひ、実践してみてください。
ディボット跡から打たない為に
ディボット跡からのショットって最悪ですよね。
ディボット跡から打たない為にも、ご自身がディボットを作った際は必ず目土を入れましょう。
一人一人が、目土を心がければ、コースも綺麗になりディボット跡から打つという嫌な思いをすることはなくなります。
ディボットからの打ち方をツアープロコーチ谷 将貴が動画で説明します。
まとめ
いかがでしたか?
ディボットからの打ち方は特殊なショットになってきます。
このショットが出来ると、
・林からのリカバリーに使える。
・ダフリ対策の応急処置としても使える
など、鋭角にクラブを当てた方が良い場面では他でも使えるショットです。
ぜひ、ピンチを上手く乗り切れる技術を身に付けてみてください。